訓練内容

全国消防救助技術大会で行う訓練は、陸上の部と水上の部に分かれており、それぞれの部に隊員ひとりひとりが基本的な技能を練磨する「基礎訓練」と、隊員個人の技能とともに隊員間の連携を練磨する「連携訓練」、さらに、使用する器材や訓練要領等を定めず出場隊員の創意工夫のもと訓練想定から救助方法までを披露する「技術訓練」があります。

陸上の部8種

はしご登はん(基礎)
はしご登はん(基礎)
[標準所要時間24秒]
自己確保の命綱を結索した後、垂直はしごを15メートル登はんします。災害建物への進入等、消防活動には欠かせない訓練です。
ロープブリッジ渡過(基礎)
ロープブリッジ渡過(基礎)
[標準所要時間28秒]
水平に展張された渡過ロープ20メートル(往復40メートル)を、往路はセーラー渡過、復路はモンキー渡過するロープ渡過の基本的な訓練です。
ロープ応用登はん(連携)
ロープ応用登はん(連携)
[標準所要時間16秒]
登はん者と補助者が2人1組で協力し、器材を使わずに塔上から垂下されたロープを15メートル登はんする訓練です。
ほふく救出(連携)
ほふく救出(連携)
[標準所要時間1分2秒]
3人1組(要救助者を含む)で、1人が空気呼吸器を着装して長さ8メートルの煙道内を検索し、要救助者を屋外に救出した後、二人で安全地点まで搬送します。ビルや地下街等で煙に巻かれた人を救出するための訓練です。
ロープブリッジ救出(連携)
ロープブリッジ救出(連携)
[標準所要時間1分15秒]
4人1組(要救助者を含む)で、2人が水平に展張された渡過ロープ(20メートル)により対面する塔上へ進入し、要救助者を救出ロープに吊り下げてけん引して救出した後、脱出します。要救助者を隣の建物等から進入し、救出することを想定した訓練です。
引揚救助(連携)
引揚救助(連携)
[標準所要時間2分9秒]
5人1組(要救助者を含む)で2人が空気呼吸器を着装して搭上から塔下へ降下し、検索後、要救助者を塔下へ搬送し、4人で協力して塔上へ救出した後、ロープ登はんにより脱出します。地下やマンホール等での災害を想定した訓練です。
障害突破(連携)
障害突破(連携)
[標準所要時間2分37秒]
5人1組(補助者を含む)で4人が緊密な連携の下、一致協力して「乗り越える」「登る」「渡る」「降りる」「濃煙を通過する」の基本動作により5つの障害を突破します。災害現場の様々な障害を想定した訓練です。
技術訓練
技術訓練
定められた手法、器材に縛られることなく、創意と工夫のもとでより安全で的確、迅速な訓練を発表する訓練です。

水上の部8種

基本泳法(基礎)
基本泳法(基礎)
[標準所要時間40秒]
「じゅんか飛び込み」で入水した後、常に顔が水面に出た状態で、基本的な泳法である「ぬき手」と「平泳ぎ」でそれぞれ25メートルずつ泳ぎます。水難救助の基本的な泳法を習得するための訓練です。
複合検索(基礎)
複合検索(基礎)
[標準所要時間40秒]
マスク、スノーケル、フィンを着装し、スノーケリングで障害物(救命浮環)を突破しながら水中に沈められたリングを検索して、引き揚げます。水中の行方不明者の捜索を想定した訓練です。
溺者搬送(連携)
溺者搬送(連携)
[標準所要時間42秒]
2人1組(要救助者を含む)で、救助者が「じゅんか飛び込み」で入水後、要救助者(溺者)を注視しながら近づき、チンプールで確保した後、ヘアキャリーにより救助する訓練です。
人命救助(連携)
人命救助(連携)
[標準所要時間1分13秒]
3人1組(要救助者を含む)で救助者が「二重もやい結び」のロープをたすき掛けにして要救助者の位置まで泳ぎ、要救助者をクロスチェストキャリーで確保し、補助者が救助ロープをたぐり寄せて救助した後、再び水没しつつある要救助者(訓練人形)を水面に引き揚げ、救助する訓練です。
水中結索(連携)
水中結索(連携)
[標準所要時間1分46秒]
3人1組で水中の結索環に、第一泳者は「もやい結び」、第二泳者は「巻き結び」、第三泳者は「ふた回りふた結び」のそれぞれ指定された三種類のロープ結索を行います。水中におけるロープ結索技術を習得するための訓練です。
溺者救助(連携)
溺者救助(連携)
[標準所要時間43秒]
3人1組(要救助者を含む)で救助者と補助者の2人が協力して浮環にロープを結着後、補助者が浮環をプール内へ投下して、救助者が25メートル先の要救助者の位置まで浮環を搬送し、これに要救助者をつかまらせ、補助者がロープをたぐり寄せて救助する訓練です。
水中検索救助(連携)
水中検索救助(連携)
[標準所要時間1分42秒]
4人1組で第一泳者が水面を、第二泳者が水中をそれぞれ検索し、水没している要救助者(訓練人形)を発見して水面へ引き揚げた後、第三泳者と第四泳者が協力して対岸の救出地点まで搬送し、救助する訓練です。
技術訓練
技術訓練
定められた手法、器材に縛られることなく、創意と工夫のもとでより安全で的確、迅速な訓練を発表する訓練です。